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低体温症を克服しました! [術後治療]

寒い、暖かいを繰り返しながら、ようやく春らしくなってきましたね。
ゆこさんのお庭のお花たちも、この一週間で、急成長しています。

低体温症を克服しました!

ゆこさんは、昨年末から、ずっと低体温症で悩んでいました。
平熱が34.7度~35.2度と、どう考えても普通でない状態が長い間続きました。
特にそのせいで、寒さや冷えを強く感じるということはなかったですが、がん細胞は、35度台の低体温が好きらしいとか、低体温は免疫力を低下させるとか、そして何より、低体温だと代謝が悪くなって、太りやすくなるとか、うれしくない話ばかりなので、ずっと、どうにかしたいと考えていました。

そして、この約2か月、自分なりにいろんなことを試してみた結果、4月になり、ようやく体温が36度を超え、最近は36.1-2度で安定してきました。(ヤッター!)

★やってみたこと
1.1日30分の有酸素運動(スリムコンバットという格闘技系のDVDエクササイズ)
2.野菜スープ(人参、大根、ごぼう、しいたけ、たまねぎ、セロり、豆腐+生姜のすりおろし)
3.黒にんにく(青森産のホワイト6片にんにくを熟成したものを毎日1-2片食べました。)
4.Dr.Stuartのデトックス・ティー(コーヒーは体を冷やすので、コーヒー代わりに飲みました。)
5. 植物性乳酸菌飲料(寝る前に飲むと翌朝スッキリ!ただなんか漬物臭い)

この中で、何が一番効いたかというと、「黒にんにく」と「有酸素運動」だったと思います。
黒にんにくは、臭くなくて、甘くて濃厚なドライフルーツのような味わい。食べてすぐに、パワーがわいてくるのが実感できました。ただし欠点は値段が高いことで、一片が100円くらいします。でも下手なサプリよりは断然良いです。抗がん作用もあるらしいです。
有酸素運動は、毎日続けるのは大変ですが、開始して10分頃から、体があったまってきて、そのうち汗がどーっと出てきます。健康な汗をかくのは気持ちいいです。

何事も、継続しないと、成果は簡単には表れてくれないということを実感しました。
なんとなく、納得いかないのは、毎日運動しているのに、ほとんど体重が減らないこと。タモキシフェンの副作用なのか、年をとって代謝が悪くなっているせいなのか・・・。運動すると、おなかが減って、ついつい食べ過ぎてしまうのが、たぶん原因です。


気がついたら、いろんなことが改善していました。

確か、去年の今頃は、ひどいホットフラッシュに悩まされていました。
明け方、いつも決まった時間に、上半身がかーっと熱くなって、汗をびっしょりかいていました。熟睡できず、いつまで、こんな日が続くんだろうと、ノイローゼになりそうでしたが、気がついたら、治っていました。今は漢方薬もサプリも飲んでいません。治ってみると、あれは、なんだったんだろうという感じです。
そして、精神腫瘍科に月一で通い、毎日、服用していた睡眠のためのロゼレムや抗うつ剤のトレドミンも、もう必要なくなり、今、飲んでいるのは、術後のホルモン療法のタモキシフェン(タスオミン)だけになりました。
Everything is getting well ! 毎日、ぐっすり眠れていることが、何より、幸せです・・・。

〇おすすめDVD(★★★)

スリムコンバット.jpg「スリムコンバット」 (レタスクラブムック)
桑崎 寛 (著)
ボクシングや拳法を取り入れた格闘系のエクササイズで、リズムに乗って楽しく有酸素運動ができます。パンチやキックで、ストレス解消にも、バッチリです。
このDVDのプログラムを一本通してやると、90分で8.5キロのジョギングと同じエネルギーの消費量(460キロカロリー)らしいです。



春ですね~ [術後治療]

春ですね~。
今月前半は寒暖の差が激しすぎて、自律神経がついていけない感じでした。
日中は元気ですが、家に帰るとヘトヘトです、でも夜はよく眠れているのでいい傾向かな。

ゆこさんが働く霞が関は、2月末で暖房の運転が終わってしまったため、
オフィスの中は、建物の中なのに、まるで外のようにと~っても寒いです。
職員みんな、寒い!寒い!と言いながら、働いています。(ここは日本ですか?シベリアですか?)

女性にとって冷えは良くないです。省エネも大切ですが、健康の方がもっと大切だと思います。職場環境、改善してほしいです。


1.税務署からのお知らせ

ブログに書いたとおり、2月19日にM税務署に医療費控除の申告に行きましたが、それから約2週間とちょっと経った3月7日に、指定した口座に還付金が振り込まれました。申告通りの金額でした。その日、自宅に税務署から振込のお知らせのハガキが届いていました。

ゆこさんの場合、乳房再建(シリコンインプラントへの入れ替え)に約61万円、術後の補助療法(ホルモン療法)で約13万円かかった他、精神腫瘍科、漢方外来への月一回の通院+薬代に加え、理学療法治療も月1、2回受けて、1年間の医療費の総額が100万円近くもかかってしまったため、こうして所得税が戻ってくるのはありがたいです。ちなみに還付された金額は約16万円でした。所得によって、還付される金額は変わってくると思いますので、ご参考まで。


2.ピーチのその後

ピーチの違和感は、増すばかりです。脇の凹みの部分の皮膚がつぱって、痛くて左腕がまっすぐ上がらなくなってしまいました。また痛いのがいやで、左肩にカバンをかけることができなくなり、買い物のとき不便になりました。
今のところは、月一回、理学療法士さんのところで、傷口周辺の筋肉をじんわりと緩めてもらってしのいでいます。筋肉が固まることが良くないそうなので、寝る前のストレッチも欠かせませんが、ズシリコンバッグのズリッとする感覚が気持ち悪いです。こんなに入れ替え後の違和感がひどいのは、ゆこさんだけなんでしょうか。毎日、そして起きている間中のことなので、ストレスです。

ピーチの脇の凹み部分の神経が敏感な一方で、ニップリンの感覚はいまだにもどっていません。エキスパンダーにお水を入れてもらっていた時、ピーチに太い針を刺しても、痛くもなんともなかったのが不思議でしたが、もしかして、今、ニップリンにあの針を刺しても、同じように痛くないのかも。。。。(コワイけど)


3.涙スイッチ

この季節になると、大阪で卵巣がんと闘っている同期のM野さんのことを思い出します。
今年も年賀状をくれて、今年こそ会いたいねって書いてありました。その後にもらった手紙にも、春になったら東京に帰ってきたいと書いてありました。だから、私は春が来るのを待っていました。

週一回のボイストレーニングのサークルで、みんなでこの曲を歌ったら、涙スイッチが入ってしまって、どんどん涙があふれてきてしまいました。また一緒に目黒川にお花見に行こうねっていったM野さんとの約束を思い出しました。切ないです。ガンナンカキライダ。


「春よ,来い」 by ユーミン (you tubeへのリンク)
http://www.youtube.com/watch?v=kd6P7-DsnVE
http://www.youtube.com/watch?v=sfUAbinfsCA

乳房再建への道のり ~脂肪注入という選択 [乳房再建]

今日は6か月ぶりの、再建した左胸(ピーチ)の定期診察日です。
通院した後、医療控除の申請に税務署に行く予定なので、一日お休みをとりました。
朝、起きたら「寒い!」、窓の外は「雨」、やがて、「雪」になってきました。
今年は、もう何回目の雪なのか、わからなくなっちゃいましたね。

1.ピーチの定期診察
前回の術後一か月目の診察から半年たち、久しぶりのBSクリニックです。

時間通りに名前を呼ばれ、これまで何回か使ったことがある診察室に案内されました。
いつものように、上半身脱いで、女王様のピンク色の椅子に座りました。さすが、もうこの診察の光景に恥ずかしいともなんとも思わなくなってしまった自分を発見。

そして、さっそく、担当の看護師さんに、最近、ピーチの脇のこの部分が「ぐわっしっと握られているような感じがひどくて、とても気持ち悪いんです・・・。」と相談してみました。

この部分は、乳がん手術の時に、乳腺と一緒に脂肪もごっそり取られていて、ピーチの底面積が横に広めなこともあり、既存のシリコンではカバーしきれず、その部分の凹みが目立ってしまっています。見た目だけなら、時間の経過とともに慣れることができそうですが、脇側の皮膚が、常に引っ張られて、ひきつれている(ような)状態で、違和感が半端でないです。(時々、痛くて、「うぅ」ってきます。腕もまっすぐ上がりません。)

「脂肪注入で、この凹みの部分を脂肪で埋めれば、このツライ違和感は楽になりますか?」と聞いてみました。「凹んでいる範囲(容積)が結構大きいので、一度の手術で全部埋まるかはわからないけれども、見た目も違和感も、改善が期待できるのでは。」とのこと。そしてやはり費用は約50万円。

一通り、看護師さんとの話が済んだところで、I先生が登場。私の希望については、既に看護師さんからの説明でご存じの様子で、はじめから、脂肪注入をする方向で、話が進んでいきました。ゆこさんは、実は先生とお話するまでは少し迷いがあったのですが、この勢いに乗って、どうにかしたいという意欲があるうちに、進んでしまうのがいいのでは・・・と、覚悟のようなものが出てきました。

先生が、「お腹の脂肪を使いますので、お腹を見せてください」。とおっしゃったので、下半身にかけていたバスタオルをとり、そーっとズボンを下げてみました。(「あれま、恥ずかしい・・・」とシャイな乙女な気分に・・・)でも、考えてみれば、既に上半身は裸で、ピーチとアップルんは露わな状態なので、今さら何が恥ずかしいかって感じです。

「脂肪(の量)は、大丈夫ですね。<おへそに指をいれて>ここから管を入れて脂肪を取ります。」おなかの脂肪の量には、自信があります。ドンドン使ってください。

「たくさん脂肪をとっても、全部を使えるわけではありません。使うのは幹細胞が入った良い脂肪だけです。」そのことはすでに勉強済みで、知っておりました。

「あと手術の後は、脂肪をとったお腹の形を整えるために、しばらく激しい運動はできなくなります。」それも前回、伺っていたので、もちろん了解済みです。コルセットのようなものをつけるらしいです。

そしていよいよ手術の日を予約しようと思ったら、なんともう11月まで予約がいっぱいで、予約がとれるのは12月以降。まさかの10か月待ちです。現時点で、12月の先生のご予定がわかっていないので、しばらくしたら、電話で予約をとることになりました。せっかく、決心したのに、脂肪注入までの道のりは長いです・・・・。

今日、初めて先生にご挨拶した、たっぷりぽっちゃりのゆこさんのおなかは、今治市のゆるキャラの「バリィさん」のパクリで「ベリィさん」と名付けられました。

また、本日で、ピーチの下側の傷への紙テープ貼りは卒業しました。まだ傷は、白くくっきり盛り上がっています。脇の違和感については、ひきつれを感じる皮膚の部分に、ヒルドイド軟膏を少量塗って、1日2回ほどマッサージすることになりました。

★BSクリニックの脂肪注入のページへのリンクです。
 (脂肪注入の術前・術後の写真が掲載されています。)
 http://www.iwahira.net/saiken03.html

税務署へgo!
医療費控除の申告書を提出に、M税務署に行ってきました。
受付が始まったのが昨日からなのと、悪天候のせいかと~っても空いていました。

申告の受付のお部屋が、ディズニーランドのアトラクションを待つ場所のように、グルグル回りながら進むようになっていましたが、「待ち人数1人」状態で、がらんとしていました。
窓口の職員の方は、とっても事務的で、一通り提出書類のチェックをしたら、「お疲れ様でした」の一言。
「えっ?これでおしまいですか」、「そうです。」
「あの、これからどうなるんですか?(とっさに変な質問)」、「給付のお知らせがお客様に届きます。」
それそれ、その一言が聞きたかったんです。
えっ?私お客様なの?

医療費控除還付申告への道(その3) [治療費用]

水曜日、仕事をしていたら、ゾワゾワと寒気がして、体中の関節が痛くなってきました。
「まさか、また風邪?それともインフルエンザ?」 家に帰って熱を測ったら38度ありました。最近超低体温症で平熱が35.3度程度のゆこさんにとっては、これはかなりの高熱。この日は何もしないで、風邪薬を飲んで寝ました。

その後、12時間ぶっつづけて眠ったら、翌朝、熱は37度まで下がっていました。仕事に行っても大丈夫そうでしたが、12月の前庭神経炎のトラウマもあるので、大事をとっておやすみすることにしました。でも、それが正解だったようで、午後になったら、次は、おなかの具合が大変なことになり、いや、参りました。

この1年で免疫力がかなり低下してしまったみたいです。どうにかせねば。。。


医療費控除の作業(続き)

職場の共済組合から、証明書(補てんを受けた医療費の金額)が出来上がってきたので、いよいよ申告書の記入です。手元に源泉徴収票、銀行口座の情報を準備し、下記のURLから提出様式をダウンロードして、いざ記入!

申告書Aの様式はこちら
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/yoshiki01/shinkokusho/pdf/h24/01.pdf
 *記入の手引きはこちら
  http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tebiki2012/pdf/01.pdf

医療費明細書の様式はこちら
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/yoshiki02/pdf/003.pdf
*記入の手引きはこちら
  http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tebiki2012/pdf/04.pdf

その後、ひたすら、数字を記入。あと住所と名前、押印も忘れずに!

計算がところどころ、面倒くさいけれど、手引きを参考にていねいに記入していけばどうにかなります。税金が戻ってくると思ったら、多少の苦労は仕方ないです。

最後に、数字をチェックして無事終了!あらら、予想していたよりも、たくさん還付されそうです。最近、あんまりいいことがないので、思いがけないボーナスみたいで、うれしいなぁ・・・。そして、こうして所得税の還付を受けられるのも、昨年一年無事に働くことができたから。いろんなことに、感謝しなくてはね。

あと、せっかく、苦労して申告書を書いたので、記入漏れや添付書類の添付忘れがないか、提出前に落ち着いてチェックをいたしましょう。(いい年しておっちょこちょいなのはゆこさんだけでしょうか?)

では来週、税務署に行ってきます。

医療費控除還付申告への道(その2) [治療費用]

三連休も最終日になりました。
サザエさん症候群ではないですが、お休み最後の日の夕暮れ時になると、なぜだかさびし~くなってきます。決して、仕事がいやなわけではありません。むしろ、私のような人間に、ポジションを与えてくれ、意味ある仕事を任せてくれている職場には感謝しています。
(ただちょと、怠け者なだけです・・・)

集計フォームの記入

*<再掲>領収書の枚数が少ない人は、「領収書を入れて提出する封筒」に、必要なデータを記入すればよく(手書きOK)、集計フォームのエクセル表をダウンロードして記入する必要はありません!

エクセル表に領収書のデータをひたすら入力。
領収書は77枚だと思っていたら、途中から88枚ということが判明。そのため、行を挿入しようとしたら、「えっ、できない!」「なんで?」「これってエクセルだよね。」
こういうときは、Q&Aを見て調べるのが早い。が、その答えは、「行挿入機能は使えません」

そして示されている解決方法は、「挿入する行以降のデータをコピーし、そのコピーした内容を、挿入をしたい行の一行下に貼り付けます。・・・・」(めんどくさいです、)
「できないなら、なんでできるようにしないのかなぁ?」という疑問がわき、ぷんぷん怒っていたら、「だって、お役所の仕事でしょ。」とオット。「そうだよね。しかたないかもね・・・・。」

★集計フォーム記入のQ&A
https://www.keisan.nta.go.jp/survey/publish/45123/faq/50623/index.php

まだ申還付告への道を歩き始めたばかり。こんなところで、止まってはいられません。入力作業は順調!と思ったら、はてはて、「補てんされる金額」がわかりません。そこで、さっそく検索!

★手続きnetへのリンク
http://www.tetuzuki.net/insurance/medical.html
(以下、引用です)
保険金などで補てんする金額とは
•出産育児一時金や配偶者出産育児一時金など健康保険から支給されたもの
•療養費や家族療養費、家族などの移送費、高額療養費など健康保険から支給されたもの
•損害賠償金、補てんを目的として支払わたもの
•傷害費用保険金や医療保険金、入院給付金など生保会社または損保会社等から支払を受けたもの
給付金、医療費の補てんを目的として支払われたもの

医療費から差し引く必要がない保険金等
• 出産手当金、出産のため欠勤した場合に支払われたもの
•傷病手当金、健康保険から支給されたもの
•見舞金、使用者等から支払を受けたもの
•死亡保険金や重度傷害保険金、休業補償金など生保会社または損保会社から支払を受けたもの

ゆこさんは、共済組合から、ひと月に同一の病院などで25000円超える支払いをした時は、それを超えた金額の補てんをうけているため、その分を差し引く必要があります。こちらは、現在、職場の給与担当者に、証明書の発行をお願いしているところで、それがないと記入する金額がわからないため、残念ながら今日はここで作業中断です。[喫茶店]


◯最近のおすすめの本(★★★)

Dr. yamauchi.jpg「よくわかる最新医学 乳がん」(主婦の友社 平成24年12月刊)
聖路加国際病院ブレストセンター長 山内英子

BCネットワークがイベントの開催等で、お世話になっている山内先生が昨年末に出された乳がん解説書です。乳がんかもしれない人、乳がんになってしまった人が初めに手に取る入門書として最適な本です。また、手術が終わり補助療法中の人、再発・転移が不安な人、その治療中の人にも役立つ情報が、わかりやすく掲載されています。

この本が他の解説書と違うところは、乳がん患者に現実と向き合い、治療にのぞむための勇気を与えてくれるところです。たとえば、「あなたはひとりではないのです。」 同じ病気と闘う仲間がいて、あなたの病気と一緒に戦ってくれる医師や看護師をはじめとする医療チームがいます。「変えられないものと変えられるものを、知恵をもって見分けながら、受け入れられる平静さと勇気をもって前向きに歩いていきましょう」、「ひとつずつ、感謝することを数えてみてください」などなど。

また、この本には、BCネットワークの山本代表の他、去年夏のタウンホールミーティングで日米の患者代表としてお話をしてくれた守屋博子さん、有川智美さんの乳がん患者としての体験談や仲間に贈るメッセージも掲載されています。これも改めて文書で読むとスバラシイです。

そして巻末「おわりに」では、山内先生のアメリカの恩師コックス先生が、山内先生に贈った「転身ー蝶からバラへー」という美しく素晴らしい詩(日本語訳)を読むことができます。山内先生の患者の心に寄り添いながら、乳がん治療に取り組む思いや情熱が伝わってきます。

医療費控除還付申告への道(その1) [治療費用]

回覧板で、税務署から平成24年の確定申告のお知らせが回ってきました。
コームインのゆこさんは、何もしなくても、毎月税金がお給料から天引きされていますが、医療費については、自ら行動し、申告しなければ還付されません。

ゆこさんは、昨年6月に乳房再建手術を受けたのと、体調不良で、精神腫瘍科や漢方外来、理学療法士さんに通院、年末にめまい外来にもお世話になったので、この1年、かなりの額の医療費を支払いました。領収書をとってありますが、なんと77枚ありました。

今回の申告で、どれだけの税金が戻ってくるかわかりませんが、ちょっぴり期待して、この3連休から準備を開始します。まずは、情報収集から・・・。

★国税庁のホームページ

・平成24年確定申告特集
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tokushu/index.htm

・医療費控除の概要
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1120.htm

・平成24年分 確定申告書等作成コーナー
https://www.keisan.nta.go.jp/h24/ta_top.htm

・医療費集計フォーム(エクセル表をダウンロードできます)
https://www.keisan.nta.go.jp/h24/syotoku/ta_iryouhi_form_download.jsp?taxYear=12
*領収書の枚数が少ない人は、「領収書を入れて提出する封筒」に、必要なデータを記入すればよく(手書きOK)、集計フォームのエクセル表をダウンロードして記入する必要はありません!

<e-Taxについて>
混雑する税務署に行くのは気が重いので、e-Taxにチャレンジしようと思いましたが、カードの申請(1000円)、カードリーダーライターの購入(3000円程度)、その後に、カードライターやe-Taxのソフトウェアのインストール等、作業が超めんどうで、即座に挫折しました。

電子申請1回目だけ、納税額が5000円割引されるそうですが、毎年確定申告する自営業の方などは長期的に見てメリットありますが、ゆこさんのように、たま~に申告するヒトには負担重すぎです。せっかく苦労して使えるようにしても、またシステムが変わるかもしれないし・・・と自分を納得させました。

(参考ページ)この記事を読んでゆこさんはe-Taxをあきらめました・・・・。
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/todays_goods/37874.html

★第1日目のまとめ
結局、申告書や集計フォームを上記の国税庁のHPからダウンロードし、申告に必要な書類を準備し、来週、郵送もしくは、直接税務署に提出することにしました。やっぱりアナログな私です。

なお、回覧版のお知らせをよく読んでみたら、医療費控除については、区役所でも受付してくれるそうです。皆さんもお住いの地域のお知らせをチェックしてみてください。

1日目は情報集だけでへとへと。これから、上記のHPからダウンロードしたエクセルフォームにコツコツ、領収書データの入力します。


○今日のyou tube
Don't You Want Me by The Human League
http://www.youtube.com/watch?v=uPudE8nDog0

この曲が流行っていた1982年は、まだパソコンも普及していないし、携帯もスマホもありません。たぶんPETボトルのお茶も・・・。でもトキメキはあったかもね。

乳がん経験者交流会が無事終了しました。 [お知らせ]

1.経験者交流会

ゆこさんが初めて企画を担当した「第3回BCネットワーク乳がん経験者交流会」が、関係者の皆様のご協力を得て、26日(土)に無事終了しました。約40名の乳がん経験者が、東京丸の内の会場に集まって下さいました。

最新の乳がんの再発・転移の治療法と、お医者様との上手なコミュニケーションの取り方について、聖マリアンナ病院のお二人の先生からご講義をいただき、その後現在乳がんの転移治療中のマンマチアー委員会の石見さんに治療の体験談を伺いました。

勉強のあとは、いくつかのグループに分かれて、ケーキとお茶で楽しく歓談しました。人数的には、再発・転移された方より、術後の補助療法中の方が圧倒的に多かった印象です。皆さん、お行儀よく、協力的だったので、会の進行もスムースに運びました。

今回は、いつもBCネットワークのイベントに協力してくださっている美容ジャーナリストの山崎多賀子さん(聖マリアンナの患者さんです)、「いのちの乳房」というアラーキーが撮影を担当した乳房再建者のヌード写真集を企画し、自らもモデルをされた真水美佳さんも、参加して下さいました。

 ★真水美佳さんが代表を務める乳房再建のNPO e-becへのリンク
  http://www.e-bec.com/

笑顔で帰っていく参加者を「また次のイベントで会いましょう!」とお見送りして、仕事をしながらの準備で、しかも病み上がりと、いろいろ大変でしたが、その苦労も報われた気がしました。

前回のイベントに続き、このブログを見て、参加してくださった方もいて、またまた感激です!

実は、交流会が無事に終わったからと、のんびりしてはいられません。一息ついたら今度は夏のイベントの企画、開催の準備を始めます。

なんと、次回のBCネットワークは、昨年のハワイに続き、大阪に進出するらしいです。
私にとって大阪は変わった言語を話し、独特の文化を持った不思議の国。参加者の皆さんや医師がどんなノリ?なのか、これまでのやり方で通用するのか、ちょっと不安です。

代表のYamamotoさんが、先日協力いただくお医者様と大阪でミーティングをしたら、早々に「これから打合せは、関西弁でやりましょう」と言われたそうです。Yamamotoさんは兵庫県出身なので、コトバの問題はないですが、青森弁しか話せないゆこさん。ヘルプミーです。このブログを読んでいる方に大阪、もしくは関西の方がいたらよろしくご指導をお願いします。


2.1年目の検診

先週月曜日、術後一年目の検診を受けました。
マンモグラフィー(健側のみ)、超音波(両胸)、胸部X線(肺の写真)、血液検査(肝機能、腫瘍マーカー)の4種類です。検査自体は1時間ちょっとで済み、その日のうちに結果がわかりました。

そして、その結果は、おおむね問題なかったのですが、ただ、前から健側の右胸にあった「のう胞」が今年もやはりも同じ場所にあり、それが少し大きくなっていることがわかりました。今のところサイズは4ミリで、もし悪性だとしても超早期発見の段階です。幸い石灰化はなく、先生の診断は、顔つきも丸く、たぶん中にお水が入っている、良性のものである可能性が高いとのことでした。消えることもあるそうなので、できれば消えてほしいです。

もし手術をしていない右側のアップルんにもがんが見つかったら、その時は「転移」ではなく「再発」となるので、前回と同じ、手術で取り除くことになるのでしょう。「あぁ、それは絶対いやだ~。神様助けて~」

早く安心するためには、あの長~い針がついた巨大な注射を使った「細胞診」を受けるしかありません。(怖い!)この日はすでに血液検査のための採血の注射と、リュープリンのお腹への注射という大きな試練を乗り越えた後だったので、「さらにもう1本!」は避けたいなぁ・・・と思いました。

ヘタレのゆこさん、「実はワタシ注射が怖いんです。」と先生に言うわけにもいかず、今回は疲れているのでまたの機会に・・・と言い訳し、結局、3か月後の次回4月の診察の時に、再度超音波検査を受け、もし「のう胞」に悪い変化があったら、細胞診をすることになりました。

<参考>乳がん情報ネット>乳がんの基礎知識>検査
各検査方法が写真付きで説明されています。
http://www.csp.or.jp/network/kisoChisiki/s_kensa.html

○今日のyou tube
俺たちの旅 by Kei Ogura
http://www.youtube.com/watch?v=uh0nfdV9tas

夢の坂道は 木の葉模様の石だたみ
まばゆく白い 長い壁
足あとも影も 残さないで
たどりつけない 山の中へ続いている
ものなのです

ぼちぼちがんばっています。 [術後治療]

今日は、ゆこさんの住む横浜も大雪になりました。
明日の朝、交通機関の乱れがありそうで心配です。

おかげさまで、めまいの方は、かなり回復し、普段の生活が送れるようになりました。年明けから仕事もしています。

1.乳がん経験者交流会
 以前、こちらでご案内した1月26日の「BCネットワーク乳がん経験者交流会」は、先日参加者の募集を締め切らせていただきました。約40名の申込みがありました。
 当日は、今回のテーマである乳がんの再発や転移について、参加者の皆さんと一緒に講義を聞いて勉強したり、お互いの治療の体験や日頃感じていることなどについてお話ができるのを楽しみにしています。
 交流会で提供するケーキは、高級メロンで有名な千疋屋さんに決定しました。

2.1年目の検診
 来週、乳がん手術から1年目の検診があります。検査項目はマンモ、エコー、胸部X線と血液検査です。CTや骨シンチとかはやらないようです。
 最近、体調の面で気になるのは、昨年末から続いている「低体温症」です。あいかわらず体温は35度台です。冷え性とは違って、手足はそんなに冷たくはないです。体温が低いと、代謝も落ちて、痩せにくくなると聞いたので、ショックです。


3.その後のピーチ
 最近、寒さのせいなのか、手術の傷と皮膚のひきつれ感が強くなりました。と、同時に中にはいっているシリコンバッグが、「ぐにゅっ」として、とっても気持ちが悪いです。
 シリコンバッグは、やっぱり体にとって「異物」なのだと、つくづく感じます。シリコンが体に馴染むということは、これからも一生ないように思います。
 このひどい違和感は、拘縮の前兆なのかもしれない?ので、次回2月のBSクリニックの定期検診の時に、相談してきたいと思います。


○今日の一曲

EZ DO DANCE by trf
http://www.youtube.com/watch?v=1h98f-lroig

2013年もまだぐるぐる [術後治療]

前回、途中で書くのを中断してしまったため、ご心配をおかけしてしまいました。

結果からいうと、ゆこさんは、大丈夫です。
発症から10日間程は、平衡感覚が回復せず、歩くのもようやくで寝たきりでしたが、めまいと吐き気は、かなり楽になりました。通勤は不可能な状態だったため、約2週間、仕事を休み自宅療養しました。病名は、「前庭神経炎」。初めて聞く病気でした。

☆前庭神経炎とは

  前庭神経炎(ぜんていしんけいえん)は、片側の耳の前庭神経の機能が急激にほとんど失われてしまう病気です。 前庭神経は、内耳の半規管と耳石器が感知した体のバランスをとるための情報を脳に伝える働きをもっています。そのため、ここが障害されると、ひどいめまいがして、まっすぐ歩くこともできなくなります。

 前庭神経炎では、突然、激しい回転性めまいに襲われ、嘔吐します。ただ、聞こえに関する神経は正常なため、難聴などの聴覚障害は起こりません。
 発病すると、強いめまいが2~3日から1週間も続き、歩けなくなります。数週間でほぼ普通の生活に戻れる人が多いのですが、完全に回復するにはさらに時間がかかります。なかには、強いめまいは治まっても前庭神経の機能が元には戻らない人もいます。

 この病気は、半数ほどが、かぜなどの上気道感染に引き続いて起こります。このことから、前庭神経炎と呼ばれていますが、原因は不明で、実際のところ、障害が炎症によるものなのかどうかは、まだよくわかっていません。患者さんの年代も、若い人からお年寄りまで見られ、男女差も特にありません。

(中略)

 治療は、発病後数日は安静にし、嘔吐を抑える薬を用いるとともに、栄養補給を行います。患者さんの多くは嘔吐がひどく、強いめまいで歩くこともできない状態のため、入院して治療します。<難聴com.より引用>


今週、4日(金)は御用始め(役所の仕事始め)です。また、今月の26日はBCネットワーク主催の経験者交流会(患者会)が予定されていますので、早く元気になりたいです。

今年もよろしくお願いします。

ゆこさんぐるぐる回る。 [術後治療]

先週末から、ゆこさんは風邪をひき、高熱を出して寝込んでしまいました。
職場で風邪が流行していて、ゆこさんの両隣の同僚が風邪で休んでいたので、「うつされちゃったかな。でもまぁいつもの風邪だろう。」と、軽く考えていたのですが、火曜の明け方、大変なことになってしまいました。

まだ空も真っ暗な3時半頃、犬がトイレで騒いでいるので、片づけようと布団から出て立ち上がろうとしたら、地面が、ものすごい勢いで「ぐるぐるん」回っていました。

「何コレ?」
立とうと思っても立ち上がれず、遊園地のコーヒーカップに乗っているみたいです。無理に立ち上がったら、よろけて倒れてしまいました。

「大地震?」
いえ、回っているのはゆこさんでした。そのうち、ひどい車酔いの状態になり、吐き気がしてトイレで胃液を吐きました。

隣に寝ているオットを起こしたら、私の右目は、TVの健康番組の「めまいの特集」で見た「眼振」の状態だったそうです。

「モシカシテ、コレッテ、ノーコーソク?」、
「ワタシ、コノママ、死ヌノ?」、
「タモキシフェンノ副作用デ、脳ニ血栓デキタ?」
「乳ガンノ脳転移?」

パニックになり、ぐるぐる回りながらも、なぜだか頭は変に冷静で、そのあと、自分で119番に電話して救急車を呼びました。

とりあえず、保険証と、財布と、今飲んでいる薬をトートバッグにつめて、パジャマ姿に、カーディガン、ダウンコートをひっかけて、玄関にうずくまって救急車が来るのを待ちました。

そのうちめまいと吐き気はどんどんひどくなり、救急車のサイレンが近づいてくるのが聞こえた時は、ホッとして、気を失いそうになりました。

救急車に乗った後、救命士さんからいろいろ質問をされましたが、過呼吸状態で、何を言っているんだか、わけわからない状態でしたが、ともかく、意識を失ってはいけないと思い、必死に答えていました。

もし脳梗塞の場合は、発症後数時間の処置が命取りと聞いたことがあるので、自宅から一番近い大学病院への搬送をお願いしましたが、そこの担当医がオペ中で受け入れを断られてしまい、「あぁ~。これがTVで見たことがある、救急車の受け入れ拒否の実態なのね・・・・。」

その後、脂汗をかいて苦しみもだえる私に聞くのもどうかと思うんですが、救命士さんにどこの病院にしましょうかと相談されたので、では私が乳がんの手術を受けたS医科大学でとお願いしてみたら、すんなり受け入れていただき、本当にうれしくて涙がでてきました。

「コレデ、助カルカモ・・・」

ゆこさんが、救急車に乗ったのは、人生初めての経験でした。それは、まさに救命病棟24時の世界でした。

(ピーポーピーポー)

<長期間のPC作業困難のため、次回に続く>


☆今日のyou tube

ぐるぐる回っている時、なぜかこの歌が頭の中をリフレインしていました。
「地球はまわる、君をのせて~」

君をのせて by 井上あずみ
http://www.youtube.com/watch?v=Vju_uKL3TsM

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