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しずく型インプラントが保険適用になりました。 [乳房再建]

いよいよ、しずく型のシリコンインプラントへの保険適用が決定になりました。

発売は2014年1月8日の予定で、同時に保険適用が開始されるとのこと。
(発売日は変更の可能性もあるそうです。)

☆詳しくは以下のページを参照下さい。

アラガン社のプレスリリース(2013年11月29日)
http://www.jbcs.gr.jp/News/20131203/410PressRelease.pdf

オンコプラスチックサージャリー学会からのお知らせ(2013年12月3日)
http://jopbs.umin.jp/pdf/20131203.pdf



乳房再建保険適用への道(その2)~いよいよ7月からインプラントによる再建に保険が適用になります。 [乳房再建]

前回、保険が適用になる時期は、いつになるやら・・・と書きましたが、
厚生労働省中央社会保険医療協議会(中医協)が、6月12日、乳がんの全摘手術後の乳房再建に使う人工乳房への保険適用を承認しました。適用されるのは7月からです。

1.保険が適用になる中医協が公開した医療機器のリストです。
シリコンインプラントとエキスパンダーの情報が掲載されています。

資料名:「医療機器の保険適用について(平成25年7月収載予定)」
中央社会保険医療協議会 総会 (第243回)資料 (平成25年6月12日付)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000033s56-att/2r98520000033s92.pdf

2.関連新聞記事
以下の朝日と日経の記事を読むとだいたいのことがわかります。

(参考)朝日(6/12付)
http://www.asahi.com/national/update/0612/TKY201306120258.html

人工乳房に公的保険適用 患者の費用負担、大幅減
【大岩ゆり】乳がん患者が乳房を切除した後、乳房再建に必要な人工乳房や関連手術に公的医療保険が使えるようになる。厚生労働省の中央社会保険医療協議会が 12日、了承した。これまで自己負担で100万円以上かかっていたが、7月以降、大幅に軽減される。

対象は、乳がんで乳房内の乳腺を全摘した患者。毎年約6万人が新たに乳がんになり、約4割が乳房を全摘している。

これまでの乳房再建では、自分の腹部や背中の皮膚や脂肪を移植する方法しか保険が使えなかった。この手法は、体の健康な部分を切らなければなら ず、傷痕が残るという欠点もあった。

新たに保険適用される乳房再建術は、がんの切除後、まず皮膚の下に器具を入れて、周囲の皮膚や筋肉などを膨らませ、数カ月後にシリコーンでできた 人工乳房を入れる。

今回、米系医薬品会社アラガン・ジャパン(東京都)の人工乳房などに保険が適用され、手術や麻酔などの関連費用すべてに保険が使えるようになる。 高額療養費制度も使えるようになり、負担額は従来の1~2割程度になる見通しだ。

ただし、今回認められた人工乳房は円形のもので、実際の乳房に形がより近い、後発の「しずく形」はまだ製造販売の承認申請中で、今回の保険適用の 対象外 だ。乳がん患者1千人以上の乳房再建を手がけてきた、がん研有明病院の沢泉雅之形成外科部長によると、自費診療の乳房再建では、9割以上の女性 が、しずく 形を選ぶという。

沢泉さんは「人工乳房への保険適用は、女性にとって乳房がいかに大切かが、公的に認められたということで意義は大きい。しずく形も、早く承認して 欲しい」と話している。

米女優アンジェリーナ・ジョリーさんが受けたような、遺伝性乳がんの予防切除後の乳房再建や、美容目的の手術には保険は使えない。

日経(6/12付)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1203Y_S3A610C1CR8000/

人工乳房に保険適用 7月から、乳がんで全摘出対象
厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は12日、乳がんの全摘手術後の乳房再建に使う人工乳房への保険適用を承認した。国内では初めて で、7月から適用が始まる。乳がん患者は増加傾向が続いているが、乳房を切除した後の人工乳房による再建は自費診療だった。保険適用になると原則 3割の自己負担で済み、普及を後押ししそうだ。

中医協が保険適用を承認したのは、米国の医薬品・医療機器メーカーの日本法人、アラガン・ジャパン(東京・渋谷)の人工乳房と、人工乳房を体内に 入れる際に皮膚を伸ばすのに使う皮膚組織の拡張器。価格はそれぞれ6万9400円、3万2100円で、患者の自己負担は3割となる。

アラガン社によると、従来乳房再建を行う患者は、並行輸入された人工乳房や皮膚組織拡張器の費用のほか診療費や入院料など含め、全体で70 万~90万円ほどかかるコストを自費でまかなっていた。これらの費用も公的医療保険でカバーされるため、患者負担は3分の1程度に大幅に軽減され ることになる。高額な医療費を一定額に抑える高額療養費制度も活用すれば、負担はさらに少なくなる。

乳がんは女性のがんと診断される部位別でトップ。年間の新規患者数は推計で6万人程度まで増加している。乳がんはホルモンの影響のほか、出産歴が ないことや初産年齢が遅いこと、飲酒などがリスク要因と指摘される。早期発見できれば生存率が高い。乳房切除による治療も選択肢としてとられる。

今回の人工乳房などへの保険適用は、乳がんが見つかり乳房を全摘出した後の再建術に限られる。米女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが実施したこ とで話題となった、予防のための乳房切除には適用されない。

乳房再建ではこれまで、患者自身の腹部の脂肪などを移植して使う「自家再建」は保険適用が認められていた。今回、人工乳房も保険適用が承認された のは、乳がん治療によって失われたものを元の形に戻すことから「治療の一環としてとらえられ、美容整形目的とは異なる」(厚労省)と判断されたた めだ。

自家再建は自然な温かみがあるなどのメリットの一方、健康な体の部分を傷つけ負担が大きいデメリットがある。人工乳房は体を余分に傷つける必要が なく、自然な形を作りやすい半面、シリコーン素材が冷たく感じられるなどの違和感を覚える人もいる。

人工乳房には保険がきかず費用負担が大きいのも欠点だったが、今回の保険適用でハードルが低くなる。アラガン社は、今回の対象品より形状や材質が 自然に近い新型の人工乳房も、医療機器として承認申請中。今後乳がん治療の選択肢がより広がる可能性がある。


最近、FBの方で情報発信がメインになってしまったため、こちらのブログの方がなかなか更新できなくなってしまいました。(反省)

乳房再建保険適用への道(その1) [乳房再建]

確か今年の4月(頃)から、インプラントによる乳房再建にいよいよ保険が適用になるという話だったと思いますが、その後、すっかり話を聞かなくなりましたね。

保険が適用になることを見込んで、エキスパンダー挿入やシリコンインプラント入れ替えの手術のタイミングを待っている方も多いことと思います。
今回のスケジュールの遅れは、厚生労働省とメーカーとの間の価格交渉がうまくいっていないことが原因と聞いたことがありますが、定かではありません。

また、どこを調べたら最新&確実な情報が得られるのか、わからない状況ですが、
現時点で、私が入手した情報等を、整理してみました。

1.保険適用の時期
  未定。
  (早くても今年の秋以降という噂)

2.保険が適用になる病院
  基準に従って認証を受けられた病院に限られる。
  病院名は、日本オンコプラスチィックサージャリー学会のホームページ上で告知される予定。

 ・エキスパンダーの挿入
   一次再建の場合
    上記学会の講習を受けた常勤の乳腺外科専門医が所属する病院で、
    同じく講習を受けた形成外科医と連携して手術する病院
   二次再建の場合
    形成外科専門医が常勤している病院で、
    乳癌の経過観察を行う乳腺外科医と協力体制がとれている病院。
 ・シリコンインプラント入れ替え
    形成外科医専門医が常勤する病院。

3.保険が適用になる医療機器
 ・皮膚拡張器(ティッシュエキスパンダー)
  ナトレル133ティッシュエキスパンダー
  テクスチャードのアナトミカルタイプ
  注入ポート一体型
 ・ゲル充填人工乳房(ブレスト・インプラント)
  ナトレルブレストインプラント
  テクスチャードとスムースの2種類
  インプラントの内容物は、コヒーシブタイプとは異なる。

<参考>
 ・日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
 http://jopbs.umin.jp/
 ・エキスパンダーとインプラントの使用要件基準(ガイドライン)
 http://jopbs.umin.jp/guide.html
 ・2012年8月29日 薬事・食品衛生審議会 医療機器・体外診断薬部会議事録
 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002rbsv.html

素人の私でも違和感を感じるのは、エキスパンダーの形がアナトミカルタイプなのに、インプラントはラウンドタイプのみという点。(日本人にはお椀型は向いていないし、悲しいかな年齢とともに胸は下垂するので、その場合左右の対称性をとるのがむずかしいと思います。)
そしてシリコンの中身が、現在、最も優れているといわれているコヒーシブではないことです。(破損や中身の漏れが心配です。)

それならば、いいとこどりで、エキスパンダーは保険適用のものを使い、シリコンは自費でコヒーシブやアナトミカルタイプにしようと考える人もいるかもしれません。しかし、エキスパンダーの保険適用には、『一連の手術につき』という注意書きがあり、エキスパンダー挿入からシリコンインプラントの入れ替えまでが「一連の手術」とみなすために、シリコン入れ替えを自費にすると、この場合は「混合診療」と見なされ、エキスパンダー挿入も含めて、全てが自費になってしまうみたいなんです。(えーっ!)

今回の保険適用の決定は、乳房再建を望む患者さんや関係する医療者の方々にとっても大きな前進だと思いますが、いざ実現の段階になって、いろんなことがよくわからない&中途半端な感じで、残念です。見た目の綺麗さはもちろん、安全、安心で、手術を受けるみんなが幸せになれるような乳房再建が実現するよう希望します。

私も、将来、シリコンの入れ替えを考えなければいけない時がくるかもしれないので、その時、希望するシリコンインプラントが保険適用になってくれていればうれしいですが、現状では、あまり期待はできそうにないです。
引き続き、本件についてはフォローしていきたいと思います。


*今回の記事は自分の頭の整理のために、主にネットで得た情報をまとめたものですが、事実の認識に間違い等ある可能性があります。もしお気づきの点等がありましたら、コメント欄にお知らせいただければ幸いです。


★今日のyou tube

瑠璃色の地球 by 松田聖子
http://www.youtube.com/watch?v=KmLgnoczxVY

悩んだ日もある 哀しみに
くじけそうな時も
あなたがそこにいたから
生きて来られた

朝陽が水平線から
光の矢を放ち
二人を包んでゆくの
瑠璃色の地球




乳房再建への道のり ~脂肪注入という選択 [乳房再建]

今日は6か月ぶりの、再建した左胸(ピーチ)の定期診察日です。
通院した後、医療控除の申請に税務署に行く予定なので、一日お休みをとりました。
朝、起きたら「寒い!」、窓の外は「雨」、やがて、「雪」になってきました。
今年は、もう何回目の雪なのか、わからなくなっちゃいましたね。

1.ピーチの定期診察
前回の術後一か月目の診察から半年たち、久しぶりのBSクリニックです。

時間通りに名前を呼ばれ、これまで何回か使ったことがある診察室に案内されました。
いつものように、上半身脱いで、女王様のピンク色の椅子に座りました。さすが、もうこの診察の光景に恥ずかしいともなんとも思わなくなってしまった自分を発見。

そして、さっそく、担当の看護師さんに、最近、ピーチの脇のこの部分が「ぐわっしっと握られているような感じがひどくて、とても気持ち悪いんです・・・。」と相談してみました。

この部分は、乳がん手術の時に、乳腺と一緒に脂肪もごっそり取られていて、ピーチの底面積が横に広めなこともあり、既存のシリコンではカバーしきれず、その部分の凹みが目立ってしまっています。見た目だけなら、時間の経過とともに慣れることができそうですが、脇側の皮膚が、常に引っ張られて、ひきつれている(ような)状態で、違和感が半端でないです。(時々、痛くて、「うぅ」ってきます。腕もまっすぐ上がりません。)

「脂肪注入で、この凹みの部分を脂肪で埋めれば、このツライ違和感は楽になりますか?」と聞いてみました。「凹んでいる範囲(容積)が結構大きいので、一度の手術で全部埋まるかはわからないけれども、見た目も違和感も、改善が期待できるのでは。」とのこと。そしてやはり費用は約50万円。

一通り、看護師さんとの話が済んだところで、I先生が登場。私の希望については、既に看護師さんからの説明でご存じの様子で、はじめから、脂肪注入をする方向で、話が進んでいきました。ゆこさんは、実は先生とお話するまでは少し迷いがあったのですが、この勢いに乗って、どうにかしたいという意欲があるうちに、進んでしまうのがいいのでは・・・と、覚悟のようなものが出てきました。

先生が、「お腹の脂肪を使いますので、お腹を見せてください」。とおっしゃったので、下半身にかけていたバスタオルをとり、そーっとズボンを下げてみました。(「あれま、恥ずかしい・・・」とシャイな乙女な気分に・・・)でも、考えてみれば、既に上半身は裸で、ピーチとアップルんは露わな状態なので、今さら何が恥ずかしいかって感じです。

「脂肪(の量)は、大丈夫ですね。<おへそに指をいれて>ここから管を入れて脂肪を取ります。」おなかの脂肪の量には、自信があります。ドンドン使ってください。

「たくさん脂肪をとっても、全部を使えるわけではありません。使うのは幹細胞が入った良い脂肪だけです。」そのことはすでに勉強済みで、知っておりました。

「あと手術の後は、脂肪をとったお腹の形を整えるために、しばらく激しい運動はできなくなります。」それも前回、伺っていたので、もちろん了解済みです。コルセットのようなものをつけるらしいです。

そしていよいよ手術の日を予約しようと思ったら、なんともう11月まで予約がいっぱいで、予約がとれるのは12月以降。まさかの10か月待ちです。現時点で、12月の先生のご予定がわかっていないので、しばらくしたら、電話で予約をとることになりました。せっかく、決心したのに、脂肪注入までの道のりは長いです・・・・。

今日、初めて先生にご挨拶した、たっぷりぽっちゃりのゆこさんのおなかは、今治市のゆるキャラの「バリィさん」のパクリで「ベリィさん」と名付けられました。

また、本日で、ピーチの下側の傷への紙テープ貼りは卒業しました。まだ傷は、白くくっきり盛り上がっています。脇の違和感については、ひきつれを感じる皮膚の部分に、ヒルドイド軟膏を少量塗って、1日2回ほどマッサージすることになりました。

★BSクリニックの脂肪注入のページへのリンクです。
 (脂肪注入の術前・術後の写真が掲載されています。)
 http://www.iwahira.net/saiken03.html

税務署へgo!
医療費控除の申告書を提出に、M税務署に行ってきました。
受付が始まったのが昨日からなのと、悪天候のせいかと~っても空いていました。

申告の受付のお部屋が、ディズニーランドのアトラクションを待つ場所のように、グルグル回りながら進むようになっていましたが、「待ち人数1人」状態で、がらんとしていました。
窓口の職員の方は、とっても事務的で、一通り提出書類のチェックをしたら、「お疲れ様でした」の一言。
「えっ?これでおしまいですか」、「そうです。」
「あの、これからどうなるんですか?(とっさに変な質問)」、「給付のお知らせがお客様に届きます。」
それそれ、その一言が聞きたかったんです。
えっ?私お客様なの?

乳房再建の勉強をしてきました [乳房再建]

ようやく、秋物のおしゃれが楽しめるようになりましたね。
秋は、おいしい食べ物がいっぱいなので、食いしん坊のゆこさんのぽっちゃり具合も加速し、かなりピンチな状況かも。ホルモン療法中は特に太りやすくなるというので、要注意です。

乳房再建講演会に行ってきました。

10月20日(土)午後、三田で開催されたブレストサージャリークリニック主催の講演会に参加しました。
第一部が岩平院長のご講義、第二部が再建患者さんとのパネルディスカッションで構成され、特に第二部では、再建した患者さんが、胸を見せて、タッチもさせて下さるということで、これまで他の患者さんの再建した胸を見たことがなかったゆこさんは、期待して申し込んでみたのですが、後日事務局から、申込者多数のため、これから再建する患者さんを優先しますと連絡があり、参加できず残念でした。

それでも約1時間の岩平先生のご講義は、話題が盛りだくさんで、テンポよく、わかりやすく、すばらしい内容だったので、休日に横浜から出かけた甲斐がありました。プレゼンテーションのスライドでは、たくさんの患者さんの実例の写真を見ることができ、説明部分も、楽しいイラストや図表が使われて、聞く側を飽きさせないように工夫されていました。

その中でも、最高齢91歳の患者さんの話には驚きました。このおばあちゃんは70歳台で乳がんの手術を受けて以来、20年間近く温泉に行けないことを残念に思っていましたが、再建手術を受けて、これから温泉に行けるようになったと、とても喜んでいらっしゃるそうです。女性のおっぱいに対する思いは、様々です。

また、ゆこさんの関心テーマである「脂肪注入」についても少し言及がありました。患者さんの身体から抽出した幾つかの層に分離された脂肪の写真や、手術を受けた患者さんの写真も見ることができました。術後の黄色く腫れている患部の様子や、しこりになってしまった脂肪の写真を見て、ビビりのゆこさんは少しコワくなりましたが、今回、先生のお話を聞いたことで、気になる脇の凹みを脂肪で埋めたいという、ゆこさんの思いは強くなりました。

ただし、この手術を先生が始めてから、3年しか経っておらず、その後のリスク等について未知数のため、自分のこととなると、決断はむずかしいです。とりあえず、今、できることは、手術費用を貯めることと、おなかに質の良い脂肪を蓄えることかな・・・。高年齢になるほど、定着率が悪くなるというネットで見つけた情報もあり、そんなにのんびりはしていられないかも。

そして、これからの乳房再建にとってうれしいニュースもありました。来年の4月から乳房用のエキスパンダーが保険適用になる予定、そして更に、ラウンド型の柔らかいシリコンに限られますが、再建手術についても、来年4月から保険適用になる予定だそうです。

ゆこさんは、自分の乳房再建のために70数万円かかったので、保険が適用になっていれば20数万円の負担で済んだのに。。。と悔しい気もしますが(セコくてすみません。)、今回の決定は、今後、再建を望む患者さんにとっては、大きな進歩です。ゆこさんも、自分にとって最適な時期に、最良の方法で同時再建とシリコン入れ替えの手術ができてラッキーだったのだから、これで良しと思うようにします。


☆今日のYou tube

ゆこさんは実は理系男子フェチです。
自分が典型的な文系なので、難解な数学や物理の問題をスラスラ解いてしまう男子に、ついつい萌えてしまいます。研究室で白衣なんか着ていたら、イチコロです。

そんなゆこさんが、今、気になっているヒトは、あのノーベル賞を受賞した山中教授です。
実は昨日、教授が、ゆこさんが働いている役所を来訪するという情報を入手し、一目だけでもお姿を拝見したくて、車寄せで待ち伏せ?しようかとも思いましたが、職務専念義務があるため、諦めました。

そしてその教授が、ジョギング中、ビリージョエルの「プレッシャー」を聞いているという話が意外で、親近感を持ちました。ゆこさんも、昔この曲が好きで、行き詰った時など「1,2,3,4プレッシャー!」と、ビリーの歌にあわせて叫んでいました。

Pressure by Billy Joel
http://www.youtube.com/watch?v=QZO954_SQUY

でも一番好きなのはこの曲

Just the way you are by Billy Joel
http://www.youtube.com/watch?v=ounJsqomcv8

あれから一年たちました。 [乳房再建]

朝夕、秋の風を感じるようになりましたが、まだまだ残暑は続きそうです。
もとから体力には自信がなく、夏は苦手でしたが、今年は、ホットフラッシュも加わったので、更にダメダメです。夏が来るのが楽しみだった、子供の頃にもどりたいです。

あれから一年

昨年、偶然、左胸にあるしこりに指が触れて、自分で左がん子(ゆこさんの浸潤していた乳がん)を発見したのが、ちょうど去年の今頃でした。当時のゆこさんは、乳がんのことを、なんとなく知っていたものの、自分には関係ないと、何の根拠もなく思っていました。

発見から一年、その後、検査、入院、手術、治療、再建と、生まれて初めての様々な経験をして、ようやく今、ひと段落したところですが、それでも、術後治療の副作用や、再発や転移への不安もあり、自分が乳がんになってしまったことを、忘れてしまうということはできません。


入れ替え2ヶ月後検診

シリコンへの入れ替え手術から2カ月が経過し、術後初めての検診のためBSクリニックに行ってきました。

初めに診察室で、看護師さんの問診を受けました。
気になる点として「手術の傷が思った以上に、はっきり・くっきりしていて、かつ盛り上がっていて、本当にきれいに治るのか心配なこと」、「ピーチの脇のえぐれ部分が、ひきつれ感もひどく、思っていた以上に気になること」を看護師さんに伝えました。
傷については、きっちりときれいに縫ってしまうと、腕の上げ下げのときに柔軟に動けなくなるので、わざと余裕をもたせて縫ってあるので、心配はいらないというわかったような、わからない説明・・・。
また、えぐれ部分は、このクリニックで、脂肪注入の手術もできますが、2時間ほどかかる手術で、麻酔も挿管になること。術後、手術した箇所(脂肪を入れた胸と脂肪をとったおなか)をしばらく固定する必要があり、仕事に多少、支障があること。そして費用は50万円だそうです。

看護師さんの説明の後、また写真撮影をして、いつものピンクの女王様の椅子に座って、I院長の診察を待ちました。横にあったPCを見ると、3か月前、シリコンのサイズを決める時に撮影したエキスパンダー入りのおっきなピーチの時の写真が見えました。ニップリンの位置が明らかに左右対称でなく、変な方向を向いています。今もピーチに残った長い傷は気になるけれど、ニップリンの位置を下げてもらって良かったと思いました。

I院長は相変わらずお忙しく、いつものようにさっとお部屋に現れ、ピーチを「むんずっ」とつかんで触診。まだ腫れが上部に残っているので、ピーチの状態は、更に変わってくるそうです。また、傷については、傷をきれいにするテープを、更に半年間貼り続けるように、そして、えぐれの部分については、すでに看護師さんから話を聞いていたようで、言ってくれれば、いつでも脂肪注入しますよと言って、あっという間に去っていきました。
次の検診は、半年後、来年2月の予定です。

脂肪注入については、ピーチの状態が落ち着いてから、考えようと思いますが、来年はゆこさんも50歳になるので、もう、このまんまでもいいような気もするし、でも、意欲があるうちに済ませてしまいたい気もするし、心は複雑です。一刻を争う話ではないので、コツコツ手術費用を貯めながら、考えようと思います。

その後のピーチさん ~夏まっさかり [乳房再建]

毎日暑い日が続いています。 夏バテ気味のゆこさんは、家と職場の往復で毎日ヘトヘトですが、通院日以外は、休まず出勤しています。

1.その後のピーチ

インプラントで再建された方のブログに、シリコンを入れた再建側の胸が徐々に「上がってきた」とあったのですが、そういえば、ピーチ(再建した左胸)のアンダーバストの位置も、少しですが、上がってきているみたいです。
また、ピーチの下側のカーブが、以前は少し凸凹感があったのですが、なめらかな感じになってきて、健側のアップルんのカーブとそっくりになってきました。これはウレシイ変化です。
来週、術後二ヶ月目のBSクリニックの検診があります。


2.その後のホットフラッシュ

ビタミンEが効いてきたようで、夜中(1時~3時台)のホットフラッシュの回数が減り、現在は明け方(4時~6時)に1、2回だけになりました。ホットフラッシュが来ると、熱いことは熱いですが、かく汗の量も減ってきたので、最近は、眠い中を早起きして、朝シャワーをしなくても大丈夫な日もあったりして、これまたウレシイ変化です。


3.大学病院の乳腺外科に通院しました。

3か月に一回の定期検診に行ってきました。
シリコン入れ替え後、初めての診察で、ピーチを自分以外の人に見せるのは初めてなので緊張しました。先生にピーチのえぐれ部分が気になっていることを伝えましたが、対応については、まだ脂肪注入の技術がまだ確立していないので、焦らずゆっくり考えましょうと言うことになりました。

脂肪なら、いやになるほど体中にたくさんあるので、好きなところに移動させられたらいいのになぁ・・・。以前TVバラエティ番組で、二の腕の脂肪を胸に移動させAカップをHカップ?にした美魔女さんが出ていました。信じられない話ですが、日々の努力で奇跡が起こるかも。ゆこさんも、プルプル二の腕の脂肪に「実はあなたは胸なのよ~。」と、毎日言い聞かせてみようと思います。

また、今回から、診察室でなく、「腫瘍センター」というところに移動して、リュープリンの注射をしてもらうことになりました。抗がん剤の点滴を受けるための施設のようで、リュープリンもがん細胞の増殖を抑えるのが目的なので、抗がん剤のようなものなのでしょうか。看護師さんたちは「お注射センター」と呼んでいました。(注射に「お」をつけても、やっぱりコワいものコワイです。)きれいな個室で、看護師さんから副作用について説明を受けた後、いつものようにおなかのお肉に注射してもらいました。慣れた頃だと油断したら、今回は痛かった。・・・。残りあと4回。


4.理学療法士さんのところへ行ってきました。

3週間に1回のペースで、理学療法士さんのところに通っています。
最近は頭痛、めまい、肩こり、腰痛等をあまり感じなくなったので、疲労回復と全身のメンテナンスが目的です。今回は、ピーチ周辺のひきつれ+擦れ感からくる違和感を改善したかったので、先生に傷口周辺の筋肉をじっくりと緩めてもらいました。傷の痕に沿って、優しく優しく、マッサージしてもらい、ピーチもゆこさんも、ウットリ。癒されました・・・・。施術後は、ひきつれ感がかなり改善して、腕も良く上がるようになっていました。1時間半たっぷり治療してもらって8千円。月に1回の自分へのご褒美です。

その後のピーチさん ~術後2ヶ月目 [乳房再建]

毎日、暑いですね。北国生まれのゆこさんは、この季節が大の苦手です。今年はホットフラッシュも加わったので、暑くて、熱くて、もう、溶けてしまいそうです。。。。。

1.その後のピーチ・・・

その後のピーチ(再建した左胸)ですが、時間の経過とともに、だんだん馴染んではきましたが、それでもやっぱり、独特の違和感は、寝ていても起きていても、消えることはありません。

理想は、そこにピーチがあることを意識しなくてもいい、つまり、存在を忘れてしまう状態なのですが、実際には、左胸の皮膚の下に、明らかに「変なもの(異物)」が入っている状態を意識しないわけにはいきません。

そして、左腕を動かすと、皮膚と大胸筋、手術の傷、そしてシリコンバッグが連動して動くのですが、それぞれがスムースでなく、ひきつれて「ズリッ」と擦れ合うような、イヤ~な感じ(かなり不快)がします。

お世話になっている理学療法士さんが、手術したところをかばって動かさないでいると固まってしまって、ますます動きがスムーズでなくなってしまうと言っていたので、寝る前に、左腕を動かすエクササイズを、少しずつしようと思ってますが、この暑さで、くじけてしまいそうです。


2.その後のホットフラッシュ・・・

夜中のホットフラッシュも、相変わらずで、もう、クーラーなしでは、生きていけません。
ある方から、ホットフラッシュにはビタミンEが効くと教えていただいたので、3週間、飲んでみました。その結果、ホットフラッシュの回数、かく汗の量ともに、明らかに減ってきたので、もう少し続けてみます。ただ、ビタミンEの摂り過ぎは、身体に良くないそうなので、注意が必要のようです。

◎ビタミンEの効果
 強い抗酸化作用があり、活性酸素の害からからだを守り、がん、心筋梗塞、脳卒中などの生活習慣病を予防する事が期待されています。末梢血管を広げ血行を良くする働きがあり、血行障害からくる肩こり、頭痛、冷え性等の症状を改善します。 (簡単!栄養andカロリー計算のHPより引用)

その後のピーチさん ~術後4週間目 [乳房再建]

今週は、こちら横浜&東京は、梅雨の季節にしては、そんなにジメジメせず、過ごしやすい一週間でした。暑~い夏が来る前に、体調を整えておきたいところです。

さて、入れ替え手術から既に4週間がたちました。

その後のピーチ(再建側の胸)ですが、感触というか触り心地が、少し変わってきたような気がします。思っていたよりは、柔らかいですが、流動性や弾力性がなく、寄せたり、上げたりできません。あと、皮膚のツッパリ感というかツレ感がひどく、気になって気持ち悪くなることもあります。

以前のブラが使えなくなってしまったので、newピーチにあわせて、新調したいところですが、ピーチの様子がまだ安定してないみたいなので、とりあえず、間に合わせで、ユニクロのサラファインのブラトップ(1990円)買ってみました。アンダーの締め付けがないので、まだ縫った傷が痛々しいピーチは楽ちんですが、健側のアップルんには、緊張感がなさすぎで、垂れアップルんになってしまいそうで心配です。

ピーチに入っているのは、ラウンド型のシリコンです。肉まんみたいになめらかに盛り上がっているような形ではなく、ニラ饅頭みたいに、縁は丸いけど、表面はまっすぐ、ペッタンコな感じです。
アナトミカル(涙)型のシリコンにしたら良かったんでしょうか。でも、シリコンの選択については、I院長とは相談する余地もなかったというか、全面的に院長にお任せするという雰囲気だったので、そのことが今となっては、少し悔やまれます。でもたぶん、これが院長の長年の経験から選んでくださった、ベストなものだったのだと思います。

また、自分的には、ここがピーチの頂上(先っぽ)と思っているところに、ニップリン(乳頭)はなく、ニップリンは、やっぱりニップリン半個分、上方についています。そして、また、そのニップリンは、自然体では、乳輪部分が「ペコリ」凹んでいて、「プッチン」凸とはしてないです。なので、時々、チェックして、ニップリンが凹な時は、凸に直しています。(その作業中は、ちょっと虚しいです。)

乳がん摘出手術の時はニップリンを残すこと、そして再建手術ではニップリンの左右の位置にこだわって、それぞれの執刀医にも相談し、これらの問題はクリアしてきたはずなのですが、現実にもたらされた結果は私の想像を超えていました。ゆこさんの期待値が高すぎたんでしょうか・・・。

胸のふくらみもチクビもあるんだから、良しとしなくてはいけなのかな~。
家でイジイジしていたら、夫に、洋服を着たら、他人には全くわからないのだから、それでいいんじゃないの~。とあっさり言われてしまいました。
再建手術が終わったら、もっと幸せになっていたハズなのに。なんて、思ってしまうわがままな自分に自己嫌悪。


その後のホットフラッシュとの闘い

6月になったら、夜中のホットフラッシュの頻度が増してしまい困りました。前は明け方に2回位だったのが、深夜の1時から朝の6時までの間に、4、5回、熱くて、暑くて、上半身に大量の汗をかき目を覚ますようになりました。この間、熟睡できないので、毎朝、起きるとヘトヘト状態です。節電の夏なのに、クーラーつけないと寝れないです。
先週、漢方外来を受診し、これまで飲んでいた漢方の「桂枝茯苓丸」に、「加味逍遥散」の成分もブレンドしてもらいました。今度こそ、効果が出ますように。

その後のピーチさん ~術後3週間目 [乳房再建]

シリコンへの入れ替え手術から3週間目。
実は、その後、newピーチ(再建側の胸)に特に変化がありません。

毎朝起きて、パジャマから着替えるときに、クローゼットの鏡に映るnewピーチをチラッと見るのが習慣になりました。
「おはよ、ピーチ。最近どう?」
「あんまり、変わんない感じだわ。」って言ってます。

鏡に映して見ない限りは、気になる脇側の胸のえぐれ部分は、自分ではわかりません。
ニップリンの位置を下げるために、新たに出来たnewピーチの下の長い傷も、見えません。

そうなんです。自ら、鏡を見なければ、形が変わってしまった胸のふくらみも、気になるくっきり傷跡も、見えないです。見なくて済むんです。

それでも、やっぱり、少しでも良い方向に変わっていてくれたらいいな・・・。
と願いながら、毎朝、チェックしてしまいます。

いつまで、こんな日が続くんでしょう・・・。

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