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手術後、1ヶ月がたちました。 [雑感]

明日で、乳がんの手術を受けて1ヶ月になります。
1ヶ月前の私は、がんの摘出手術を控えて、かなりの緊張状態にあったと思います。産業医からも、入院前の面談で、私の話しぶりや表情から、アドレナリンが出まくりの状態と診断されていました。手術が無事に済み、とりあえず、生命の危機からは脱したので、これから徐々に、リラックスできるようになるのでしょうか。
私の職場の場合、産業医が、メンタル面も考慮して、中期的(3ヶ月間程度)な勤務計画・目標を立ててくれるところが、ありがたいです。
*アドレナリンの作用: 交感神経が興奮した状態、すなわち「闘争か逃走か (fight-or-flight)」のホルモンと呼ばれる。動物が敵から身を守る、あるいは獲物を捕食する必要にせまられるなどといった状態に相当するストレス応答を、全身の器官に引き起こす。(Wikipediaからの引用)

*産業医とは:事業場において労働者が健康で快適な作業環境のもとで仕事が行えるよう、専門的立場から指導・助言を行う医師を云います。産業医学の実践者として産業保健の理念や労働衛生に関する専門的知識に精通し労働者の健康障害を予防するのみならず、心身の健康を保持増進することを目指した活動を遂行する任務があります。(東京医師会のHPから引用)

当初、私は手術でガンを摘出をすることが、乳がん治療のゴールだと考えていました。もし本当にそうだったら、きっと私は自分ががんになったことを一刻も早く忘れ、残りの人生を心穏やかに暮らそうと思ったに違いありません。

しかし、手術が終わり、そのうち、乳がんは「全身の病気」であること。すなわち、がんが浸潤癌であるかぎり、例え今回の手術でがんがきれいに取り切れていたとしても、「微小転移」して、既にがん細胞が体のどこかに既に散らばっている可能性があるということがわかりました。

私の場合は、自分のがんの性質にあったホルモン療法を、今後続ければ、再発の可能性は確率的に、かなり小さくなるそうですが、それは決してゼロではなく、つまり、生涯、再発の恐怖からは逃れられないということです。

でも、再発するかどうかなんて、誰にもわからないことなので、余計な心配をしてクヨクヨするよりも、今の生活を楽しく、充実して過ごしたほうが絶対いいと思っています。かといって、がんのことを完全に忘れることはできないので、万が一、再発した時のために、最新の乳がんの治療情報はいつもキャッチアップしてしていたいと思います。


手術から約1ヶ月がたち、着実に回復に向かっていますが、気になる点もまだ残っています。

1.手術の傷
触ると傷痕が硬くなってきているように思えます。傷口をきれいに治すために2週間に1回、テープの張替えをしています。

2.エキスパンダー
(1)2度目の生理食塩水の注入後から、状態は良くなってはいますが、相変わらず、異物が胸に入っているという違和感が消えません。

(2)階段の昇り降りの時や、走って胸が揺れた時、そして大笑いした時等に、中に入っている水がチャプチャプしているような感じがして気持ち悪くなります。

(3)起きている時より、寝ている時の方が、胸の皮膚のつっぱり感がひどく苦しいです。仰向けに寝ると、鏡餅が胸の上に載っているような感覚です。入眠しても3、4時間すると、胸部と腕のしびれで必ず目が覚めてしまいます。一度起き上がって、このしびれをリセットしない限りは、再度、眠ることができません。

(4)今のところ、注入されたお水の量は360ccで、健側の1.3倍位の大きさです。不自然に、丸くて、固くて、まるでサイボーグの胸みたいです。自分的にはこの大きさが限界で、これ以上、大きくなって左右がアンバランスになるのは困ります。目立つのが恥ずかしいので薄着や胸の部分がフィットする服は避けるようになりました。

(5)冷たいものや熱いものを飲むと、左胸に電流のものが走って「ひえっ~」となります。なぜこんなことになるのか、次回受診の時、聞いてみたいです。

3.ピーチ(左胸)&ニップリン(乳頭)
(1)血行も回復し、ピーチの皮膚の色はすっかり元通りで白桃のようになりました。体温もそのままで、温かいです。皮膚は張っているので、ワックスがかかったりんごのようにピカピカです。

(2)ニップリンは、健側とほぼ同じ色になりました。また一部陥没気味でしたが、知らないうちに、全体が顔を出していました。なんとなく感覚はありますが、敏感さは無いです。

(3)ニップリンが、あるべき位置より、1センチ以上、上方についてしまっていて、鏡を見る度に、ブルーになります。今後、注水をしながら、位置を下げるべく調整して下さるそうなので、希望は捨てません。

4.手術側の左腕
(1)脇の下と背中がまだヒリヒリして痛いです。触ると、まだ少し腫れていて、しびれている感じです。

(2)先週まで、左腕の使用を制限していたので、未だに上方向に、スムーズに上がりません。前と後ろへの動きは大丈夫になりました。気がついたらリハビリをするようにしています。かぶりもののセーターやチュニックの脱ぎ着ができるようになりました。ようやく前あきのオババ下着から卒業です。

5.ホルモン療法
(1)1日1回毎食後の飲み薬は、時間が経つに連れ、ついつい飲み忘れがちです。パッケージの裏にマジックで一つ一つ日付を書いたり、カレンダーに飲んだら印をつける等して、飲み忘れ防止に務めています。毎朝食後でなく毎夕食後にした方が確実かもしれません。

(2)最初のリュープリン注射から、10日は経つのに、おへその横の注射をした箇所がじくっと痛みます。今も注射痕が赤く腫れています。

(3)11月はじめの生理が終わった時期から服用を開始したので、来月生理が来るのかどうかわかりません。幸い、薬の副作用のようなものは出ていません。太りやすくなるらしいので、甘いものは控えめにします。


◯ You tube へのリンク
Anniversary 松任谷 由美
http://www.youtube.com/watch?v=0Oy9zLdRdJY&feature=related
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